2025/06/29 01:10

今回は番外編です。

CheSHiReとCheSHiRe EDITION、それぞれの特徴について書いていきます。

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【CheSHiRe】

コンセプト : 感情を身に纏う

デザイン : フルイドアート

使用色 : カラフル


こちらは、服をメインにファッション雑貨等専用。


フルイドアートは、感情の複雑さを具現化するには最適な手法だと思いました。様々な色が時に同居し、時に混ざり合い、作り方によって多種多様な柄が出来上がります。一つとしてまったく同じものは作れないけど、それが良いなと思ってます。まだまだ未熟ですが、やっていて楽しいのが救いです。


ここで店名の由来。

CheSHiReは、チェシャ猫から拝借しました。

感情は、たしかにそこにあるのに触れる事は出来ない。

チェシャ猫は、たしかにそこにいるのにいない(事もある)

(ゲームと言ったら語弊があるかもしれませんが) 所謂、連想ゲームだったんです。

あと、アルファベットの大文字・小文字の羅列は、パッと見しっくりくるバランスを考えての事であって、特に深い意味はありません。


複雑に混ざり合う感情は、ヒト特有のものかもしれません。ですが、動物にも確かに感情があって、こんなにも真っ直ぐに愛せるものなのかと、個人的には「愛」について学ぶ事は多いです。


本来は、私が好きな柄シャツ専門店の予定でした。

柄シャツってアートの一種だと思ってるんです。だから、柄シャツ × フルイドアートでおもしろいことが出来るんじゃないかと。

現実はそう甘くはなかった。けど、これが芯である事に変わりはありません。その過程でより皆様が身につけやすい商品を模索していきます。


【CheSHiRe EDITION】

コンセプト : 記憶をかたちに

デザイン : 様々なパーツを本来の使い方に限らず自由に使用(遊び心)

使用色 : 金古美


こちらは、アクセサリー専用になります。

有難いことに2022年の10月6日から下北沢の素今歩にて、委託販売という形でお世話になっております。


アクセサリーを作ろうと思ったきっかけは、9年ほど愛用していたネックレスを失くした事でした。

落とした場所は分かっていたから探し回ったけど、チェーンだけあって肝心のチャームが無かった。

ならいっそ作ってしまおう、自分で作ったものならまた愛せるだろうと思いました。

そして、今でもずっとつけている「共鳴」と名付けたネックレス。

正確には、現在つけているものは3代目になります。

2回落として失くしてるんですけど、これがオリジナルのいい所でその都度作れるんです。けど、落としたくはないです、結構ちゃんとショック(笑)


前置きが長くなったんですけど、「記憶をかたちに」とは?となってますよね。

説明が難しいんですけど、例えば「花と遊」シリーズ。

こちらは、幼少期に近所の子達と色花をして遊んだ記憶やそれ以外にも自然の中で家族や友人、親戚と遊んだ記憶をデザインにしました。


救いようのないその頃の記憶が今こうして役に立っているなら意味があったんだと思えるし、当事者達にむしろ感謝すらおぼえる感覚。

皮肉ですね、良い記憶ばかりではないんです。


金古美を選んだのは、記憶とはセピアであるという個人的定義のもと。

ゴールドやシルバーは在り来りでオリジナルに欠けるとも思いました。そのおかげで特定の層にしか刺さらないんですけど、そもそも「自分が作ったものに芯から共鳴してくれる人がいてくれるなら、外側に向けて作ってみよう」が継続出来ている理由なんです。

ハンドメイドマルシェに出店した時に購入してくださったり、手に取ってご覧になってくださった方々の笑顔や感動を体感した時に「こういう方々の為に作っていきたい」と思いました。

微力でも誰かの力になれるなら、私のこのちいさな世界にも意味があるんだと思えるんです。


その他はどうでもいいのか。

そういう訳でもなくて、今はまだ余裕がないんです。

遠い過去の記憶をデザインにしている以上、私の中にゴールドやシルバーを使える材料がない。

申し訳ない、もう少しだけ待ってて。

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