あの日から心がぐちゃぐちゃになって周りを憎んだ。

苦しくて泣いたって、内側で叫んだって、届かずにその声は落ちた。

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「ママ、この子の名前考えようよ！何がいいかな〜？？ 男の子かな、女の子かな？？」

ここは…何処だ？ にんげんの声……？

…！！！ 捕まったんだ！！！ にんげんが住む箱の中か…！

逃げなきゃ、はやく、逃げなきゃ…！！！

「あ！！ ママ！この子起きたみたい！！ねぇねぇ、キミ名前何がいい〜？？」

うるさい！！はやくここから出せ！！！！

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どんなに周りを憎もうが泣き叫ぼうが、何も変わらない事は分かっていた。

ただ、ひたすらに心が壊れていくだけだと。

（初回更新 2023/2/24 17:15）