あれからどれくらい経っただろうか。

まだまだ子猫のまま母親を亡くした猫は、

ろくに食事を取る事が出来ずに痩せ細り

寒さにじっと耐えたままついに茂みの中で動く事が出来なくなっていた。

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お母さん……会いたい………。

(ｶﾞｻｯ ｶﾞｻｶﾞｻｯ)

！！！！ …なんだ？

「ママー！！猫がいるー！！！」

「えー？どこ〜。茂みは危ないからこっちに来なさーい。」

にんげん…！！！！

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逃げ出したい気持ちとは裏腹にその小さな体は

少しも動けずに気づけば人間の手の中だった。