母親を亡くしてもなお、その子は生きていくために

その場を立ち去らなければならなかった。

人間界では、野良猫は死んだら「ゴミ」扱い。

人も動物も変わらない、同じ「命」なのに…。

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さみしい。さみしいさみしいさみしい。お母さん。

なんで……。

悔しい。許さない、人間を僕は許さない。

うるさい……うるさい、うるさい…！！！！

にんげんなんてきらいだ。

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猫にも感情がある。

母親と過ごしたキラキラした記憶。

もちろん、それだけではない負の記憶も。

人も動物も誰かの愛でもってこの世界を生きている。

（初回更新 2022/10/27 04:26）